【単位そのものを考えてみる】
前回の波長の話では、自分も初めて見た計算式を扱ったわけですが、単位のレンジがバラバラでわけがわかりませんでした。
技術計算ではこの単位を意識することがとても大事です。
例えば100m×1kmは、0.1km×1kmか、100m×1000mというように単位を合わせなければなりません。
しかし、初めて扱う式はその単位に不慣れなため間違っていても違和感を感じないので間違いに気づきにくいのです。
しかも、30万kmとかイメージできないような数字なら尚更です。
学生の頃はよくこれに泣かされましたw
でも、計算は答えがビシッとでるので、解けた時は達成感があって好きです。
【国語の試験問題の理不尽さ】
国語の『作者の気持ちは?』なんて最悪の極みです。
作者が遺言でも残したならともかく、何が正解で何が不正解なのか何をもって判断しているんでしょうか?
「なんでもいいので作者の気持ちを想像してみましょう。」という設問で、考察が深ければ”〇”、浅ければ”△”、無回答は”×”なら、まだわかります。
ちゃんと考えて回答した挙句”×”をつけられた日には「先生!お前は漱石の何を知ってんだよ!」と言いたくなりますw
【使われない単位もある】
興奮して話がそれてしまいましたが単位の話です。
1kmは1000mですが、キロメートル(km)とメートル(m)の間にも単位があることはご存知ですか?
日本では日常的に使いませんが、ヘクトメートル(hm)デカメートル(dam)というのがありまして、1hmは100m、1damは10mとなります。
ヘクトは距離を表すメートルでは使いませんが、面積を表すヘクタール(ha)で使用します。逆にメートルとミリメートルの間にはデシメートル(dm)、センチメートル(cm)があります。
こちらもデシは距離を表すメートルは使いませんが、体積を表すデシリットル(dL)として使用します。
キロからミリまで順に並べると、キロ・ヘクト・デカ・メートル・デシ・センチ・ミリとなり、それぞれ隣合う単位は10倍0.1倍の関係になります。
【単位の覚え方】
高校生の時、なぜか社会科の先生が授業中にこの覚え方を教えてくれて、そこだけが強烈な記憶として残っているのですが、その覚え方は次の通り。
キョロキョロ(k)とヘクと(h)出か(da)けたメートル(m)が弟子(d)を盗られてセンチ(c)ミリミリ(m)
あれから〇十年経ちますが、技術計算で単位を換算しなければいけない時は頭の中でこの呪文を唱えて何倍にするのか考えますw
この呪文を教えてくれた先生は自分にとって数少ない好きな先生でした。今でも元気でやっているといいな~と思います。
【まとめ】
①計算する時、単位を合わせることはとても重要です。
②作者の気持ちを問う設問に対しては今でも納得いきません。
③使わないけど10倍毎に単位は存在します。
④強烈なインパクトを持った記憶は生涯忘れません。